1月17日、彼の71歳の誕生日にリリースされた新譜、

1月17日、彼の71歳の誕生日にリリースされた新譜、
坂本龍一『12』
皆様お聴きになりましたでしょうか?
今作は闘病の最中で日記をつけるように制作された音楽のスケッチの中から選ばれた12曲の作品集。アートワークは李禹煥のドローイング。
親密にして濃密、静謐な空間を感じました。
『async』以来6年ぶりのアルバム。こちらも大病からの復帰作でした。1曲目のandata、バッハ的な旋律に「死」をそばに感じる重さがあって、苦しいですが堪らなく好きです。これからもまた新しい作品を楽しみに待ちたいですね。
さて今日ご紹介するウイスキーは、坂本龍一が出演した映画で、初めてサウンドトラックを手掛け、そして代表作となった『Merry Christmas, Mr. Lawrence』、邦題『戦場のメリークリスマス』が公開された1983年のボトルです。
Teaninich 1983 34年 Berry Brothers & Rudd Selected for 信濃屋
当店でにわかに流行りつつあるティーニニック(個人の感想です)、こちら創業1817年の老舗蒸留所です。
スコッチウイスキー年間生産量トップ10に入る大規模蒸溜所ですが、そのほとんどがブレンデッド用であり、シングルモルトのリリースは希少です。
そもそもオフィシャルのシングルモルトはリリースがないため、親会社のユナイテッドディスティラーズ社が花と動物シリーズとしてティーニニック10年をリリースしており、こちらが準オフィシャルのような位置付けになります。
10年からフレッシュなりんごのイメージが強いですが、こちらバナナを思わせる甘い完熟フレーバー、古木、あるいは枯木の雰囲気。
オフィシャルコメント
複雑な熟成感と古木系のフレイバーの中に、1980年代蒸留ながらにオールドヴィンテージの片鱗を纏った1本をこの機会にぜひご堪能下さい。
【香り】
アンティークの家具、煙草、手入れ仕立ての皮製品、樟脳、徐々に完熟バナナ、洋梨アプリコットのフルーティな香り。
【味わい】
口に含むと、クリーミーでややワクシー、煮林檎、熟した柿やオレンジ、金柑、バタースコッチ、綿菓子、アールグレイ紅茶。
【フィニッシュ】
フィニッシュは、複雑な熟成感と伽羅香を連想させる古木系のスパイス、シナモン、金木犀の甘い香りが絶妙なバランスで心地良く続く現行ボトリングでは出会う事すらも難しくなってきたハイランドモルトの34年熟成、屈指の1980年代原酒をご堪能下さい。

